北海道ジェイ・アール都市開発株式会社がクラウドによる月極駐車場管理システム「at PARKING 月極パートナーシステム」を導入

JR北海道グループの北海道ジェイ・アール都市開発株式会社が管理する月極駐車場2カ所(約100台)を対象に、「at PARKING 月極パートナーシステム」(株式会社ハッチ・ワークが運営する、月極駐車場に関するオンライン検索サービスや、ハンコ不要のオンライン契約が可能になるクラウドによる月極駐車場管理システム)を2021年7月1日から正式導入しました。

概要

本サービスの導入により、北海道ジェイ・アール都市開発株式会社が管理する月極駐車場に空き区画が出ると、ハッチ・ワークが運営する月極駐車場検索ポータルサイト「at PARKING」や大手住宅情報サイトへ自動掲載され、ユーザーは簡単に希望に合う月極駐車場を検索することができます。また、これまで対面形式で署名・押印を必要とした契約手続きは、ハンコ不要のオンライン契約システムにより最短30分で完了します。さらに、希望条件に合う月極駐車場が満車の場合、空きが出た際に通知を受け取る予約システム「アキマチ®」を利用することで、管理する不動産会社へ何度も問い合わせをせず、希望する月極駐車場の契約をすることができます。

ハッチ・ワークは、月極駐車場探しに困っていたユーザーの利便性向上や、コロナ禍で非接触を求める声に応えるとともに、月極駐車場の高稼働を実現し、運営管理する不動産会社の収益向上にも貢献します。

導入の背景

1.月極駐車場賃貸借の現状と問題

近年、不動産業界でもデジタル化は加速しているものの、月極駐車場の集客方法は現地の看板による募集が多く、ユーザーは希望に合う月極駐車場をインターネット検索で気軽に見つけられないという実態があります(※)。
※「月極駐車場探し方調査」(2020年12月ハッチ・ワーク調査 回答数686名)では月極駐車場を探す方の64.3%が「まずポータルサイトで探す」と回答。

月極駐車場の集客方法が現地の募集看板に限定される理由の一つに、多くの不動産・住宅の検索ポータルサイトへの掲載に一定の費用が必要となり、駐車場運営費から広告コストの捻出が難しく、掲載に消極的にならざるを得ないという側面があります。そのため、月極駐車場は安定収益が期待できる土地活用の手法として注目度が高い反面、管理する不動産会社とオーナーにとっては高稼働・高収益を実現することが難しいとされています。

また、申込から契約まで対面形式で行う手続きが一般的で、且つ法的には必要がないにもかかわらず過去からの慣習で署名・押印が必要とされる場合が多く、煩雑で手間がかかることはユーザーの負担となってきました。

2.北海道ジェイ・アール都市開発株式会社における月極駐車場管理の課題

月極駐車場管理は業務の負担が大きいため、全てのユーザーに対して迅速な対応を行うことが難しく、「空き埋まり状況のリアルタイム表示」「オンライン契約手続き」などのデジタル化を進めることで、ユーザーの利便性を向上し、同時に業務を効率化することを課題としていました。
コロナ禍で高まる非接触ニーズに応え、オンライン検索の強化、ハンコ不要のオンライン契約、さらに希望する月極駐車場への空き待ち予約に対応することで、ユーザーの反響増加により稼働率向上が期待でき、収益最大化に繋がります。北海道ジェイ・アール都市開発株式会社はこれらの上記課題解決のため、このたびハッチ・ワークの「at PARKING 月極パートナーシステム」を導入しました。

3.「at PARKING 月極パートナーシステム」のサービス内容

(1)集客支援
  • 月極駐車場検索ポータルサイト「at PARKING」や大手住宅情報サイトを通じて募集。
  • 募集看板に記載されたQRコードを現地からスマートフォン等で読み込めば、検索の手間なく駐車場募集情報を確認することが可能。
(2)オンライン契約システム
  • オンライン上で申込、審査、契約手続き、決済までが可能、最短30分で契約手続き完了。
(3)空き待ち予約システム「アキマチ®」(2021年5月末時点の累計利用者数約8,000人)

  • 満車の月極駐車場で空き待ち予約ができるシステム「アキマチ®」の利用が可能。
(4)滞納保証システム
  • 滞納が発生した場合、管理会社様に対して100%立替払い実施。
    ※利用者から収納した賃料は、大手信託銀行で分別管理し全額保全措置を取っており、賃料の収納後、信託銀行から直接管理会社に送金。
(5)月極専門カスタマーセンター
  • 専属スタッフ・専用ダイヤルを用意し問い合わせやトラブルに対応。

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